2007年12月13日

小川洋子さんエッセイ2冊

小川洋子さんのエッセイ
「博士の本棚」


「犬のしっぽを撫でながら」


を図書館で借りてきて読みました。
エッセイはおおまかに小川さんらしく、「数学」「野球」「アンネフランク」「犬」な感じに分かれていて、もちろん、ここでおすすめしたいのが「犬」についてのエッセイです。

小川さんはラブラドールのラブくんと暮しているので、ついつい気になってしまうのです。(もちろん、第一に、小川洋子さんの小説のファンです。)

その中ですごく印象的だったのが、小川さんには息子さんがいて犬を飼ってよかったと思うことは、こどもが物言えぬ相手(犬)の気持ちをおもんばかることができるようになってよかった、と書いていたこと。
息子さんが、ラブが笑ってる、怒ってる、哀しいの...などなど言っている、でもどれも同じような顔にみえるって書いてました。
でもだから、犬と一緒に育つ子はきっと優しいんだねって私思いました。

それと、犬の散歩についてのエピソード。くんくん匂いばっかりかいで何が楽しいのやら...と思うのが飼い主ですが、小川さんはそんな犬の様子を、一生かけて探しているものがあるなんてうらやましい。そんなものがあるなら一生つきあってあげるから思う存分くんくんするがいい、っていうようなこと書いてました。
やっぱり小説家は違うなあ。
私なら、「ゆーちゃん!早く行こうっ。こんなにくんくんばっかりで立ち止まってたら運動にならないよー」って思うから。

最後に、小川さんとこのラブちゃんはそれはヤンチャでにぎやかであまり賢いとはいえず、それで病気もあるみたいで...。
長編小説を書きあげた自分に何かご褒美を思って、
小説の中だけでも、賢くて病気も治っちゃう犬にしたのが「偶然の祝福」という小説だそうです。この短編集は私の大好きな著作なのでおすすめです。


posted by エム at 16:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 犬の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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